化学療法薬(細胞障害性抗がん薬)
最近出版されて、保険薬剤師の方にはお勧めです。
良かったので確認してみてくださいね。
化学療法薬の一覧
細胞周期特異性薬と非特異性薬
- 化学療法薬は特定周期に働く”細胞周期特異性薬”と全周期に働く”細胞周期非特異性薬”がある。
- 一般的に前者は、細胞が薬物に暴露されている時間が長いほど効果が高く(時間依存性)、後者は細胞が暴露される薬物の量が多いほど効果が高い(用量依存性)。
+α 2種類の細胞死
- 細胞死にはネクローシス(壊死)とアポトーシスがある。
- 前者は熱傷や虚血などの物理・化学的要因により高度な細胞傷害を受けて起こる受動的な細胞死である。
- 後者は、細胞分化・個体発生過程で形態形成やDNA損傷を受けた細胞を除去するための能動的な細胞死である。
一般的な副作用
- 上記のほかに、化学療法薬が血管外に漏出すると暴露部位の組織損傷をきたしことにも注意する。
- 精巣。卵巣機能障害による不妊症、小児での成長障害や長期経過後の二次発がんも問題となる。
今回はここまで。
支持療法で使用する薬剤も確認しておきたい。そのためにも今日の治療薬は手元に常にある。。。