治療総論
家にいる時間は子供との時間となっている今日この頃です。
良いことなんですが、勉強が進みません(笑)
治療の全体像
- ”外科療法”、”放射線療法”、”薬物療法”の3大療法が基本となる。複数を組み合わせることを”集学的治療”という。
- 先2つは局所療法、薬物療法は全身療法である。
- 治療開始から支持療法および緩和医療を適切に行うことも重要である。
- このほか、局所療法として内視鏡治療やインターベンショナル・ラジオロジー(IVR)など、全身療法として免疫療法がある。
治療の目的
- ”根治””延命””緩和”の3つに大きく分けられる。進行度により決まってくることが多い。
- 目的が異なるので、治療の目的を明確にしておくことは重要である。根治を目指すのであれば、重篤な副作用を許容して治療を進める価値がある。一方でこんちが難しい場合はQOLを著しく低下させたり、生命の危機にさらすレベルの治療は意味がないことになる。
- 根治手術では、原発臓器別・病期別に、切除範囲やリンパ節郭清の範囲が標準化されている。(胃がんでの胃切除+D2郭清等)
- がんの根治は得られる見込みはないが、症状の緩和や延命効果を目的に行う手術を”姑息的手術”という、食物や便の通りを確保するバイパス手術、出血や周辺臓器への圧迫を回避するための病変切除、薬物療法や放射線療法の効果を高めるための減量手術等がある。
- 胃や腸などの内腔に体外から挿入された管のことを胃瘻・腸瘻という。